羽田 光司 サービススタッフ 2005年(平成17年)入社
PROFILE
とあるお客様がオイル交換に来られ、羽田が作業中、タイヤに刺さった釘を発見。そのことをお客様に伝え、修理し、パンクを未然に防いだ。お客様の「ありがとう」の一言がとても嬉しかった。目の前の課題から少しでも視野を広げられたら、業務領域もビジネスチャンスも広がるんだ…。この小さなエピソードから、羽田が掴んだものは大きい。
ダイハツでは、メカニックのことを「サービススタッフ」と呼びます。何故、「メカニックスタッフ」ではなく、「サービススタッフ」なのか。入社当初の私には大きな疑問でしたが、お客様と直に接する中で、その答えはすぐに見つかりました。私たちの仕事は言うまでもなく、お客様の車の整備や修理・点検を行うことです。ですが、これだけでは不十分。行った修理や整備・点検の内容、現在の車の状態についてきちんとご説明し、お客様が抱かれている疑問や要望にも的確に答えることこそが重要なのです。また、その際に、今後のメンテナンスに役立つアドバイスがお客様の安心に繋がり、今後起こり得るかもしれない故障や不要な事故を未然に防ぐことにも繋がります。ダイハツのメカニックは、技術面を通じてお客様との信頼を生み出していく仕事、だから、「サービススタッフ」なんですね。
ダイハツのお客様は女性の方が多いですから、クルマ好きの男性には当たり前の技術用語を使っての説明は通じません。老若男女、多種多様なお客様ごとに接し方を変え、理解し、安心ていただけるように伝える努力が、サービススタッフには欠かせないのです。
お客様の多様なライフスタイルに対し、どんなスタイルにも対応できるラインナップを備えていることは、ダイハツのセールスポイント。それと同じように、お客様のどんな要望にも対応するのが、私たちサービススタッフです。そのために、技術力の研鑽は大前提。目標設定が明確な5段階検定教育や、社内コンテストなど、サービススタッフの能力アップを図る様々な制度が用意されていることで、モチベーションアップに繋がっています。そして、ダイハツには目標となる有能な先輩方が本当に多くいらっしゃいます。未熟な私にとっては、めざす姿がはっきりと見えるので、努力の方向性がわかりやすいですし、そんな先輩方がいてくれるおかげで、失敗を恐れず自信を持って仕事に取り組むことができています。
お客様の心を掴む、そのためには、浜田浩二という人間を発信元としたコミュニケーションがすべてではないか、と思っています。私たちのやりがいは、お客様のニーズをとらえた「最適提案」。その実現をめざして、「浜田浩二流コミュニケーション」を最大の武器に、日々がんばっています。
桜田 猛 フロントアドバイザー 1981年(昭和56年)入社
PROFILE
PROFILE 普通科出身で、26年前に入社した時、技能知識は「全くのゼロ」だった。独学と仕事を通しての研鑽で技能を習熟し、成長してきた。それが可能だったのも「チームプレイを重んじる」ダイハツの社風ゆえだと言う。
フロントアドバイザーの中心業務は、お客様とサービススタッフとの橋渡しです。お客様の大事な車を直接お預かりして、診断と見積もり、サービススタッフへの振り分けと指示、そして、お客様との連絡まで一手に担います。私自身、長年のサービススタッフ経験がありますので、一通りの技能には習熟し、メカニックに関しては、車の状態を一目見て判断できると自負しています。ですが、次々と開発される新車のメカニズムや最近の流行については、若い人の方が有利。「ベテランゆえに学び続ける必要がある」ということを感じています。
技能の習得と同様に、お客様への対応も、「これで完璧」ということはありません。お客様によって運転のクセがあり、クルマの使い方もさまざま。私たちには想定外のトラブルも発生します。また、生活の多様化と価値観の広がりによって、お客様のライフスタイルやニーズもどんどん多様化しています。どのようなお客様に対しても的確に対応し、どんな要望にもお応えできるために、学び続ける努力が必要なのです。この分野の仕事に、「マニュアル」はありませんからね。
個人が絶えずスキルアップしていくために必要なことは、何よりもまず、本人の自覚と意志。そして、その意欲をうながす周りのコミュニケーションです。その点においてダイハツでは、サービススタッフ相互、サービスと営業、先輩と後輩など、縦横無尽に活発なコミュニケーションが行われていると感じています。そんなダイハツらしい社風が、「店舗総合営業活動」をスタートさせる背景となったのでしょう。この活動の成功は、サービスと営業をはじめ、全スタッフの連携、コミュニケーションがカギを握っています。ミーティングを重ね、意見を出し合うことで、ダイハツの得意分野である「チームプレイ」に磨きをかけながら、「どうすれば、よりよいサービスが提供できるのか」という問題意識を一人ひとりが常に持って仕事に望んでいます。
サービススタッフ・トレーナー西村 康が語る、ダイハツで成長するポイント
ダイハツのサービススタッフの能力は、「店舗総合営業活動」という言葉をものさしに、計ることができます。「メカニックなのに、なぜ営業?」と思われるかもしれません。しかし、単に技術だけ優れていてもダメなのです。この考え方は、ダイハツ独自の検定制度や社内コンクールに反映されています。サービススタッフの検定制度には、技術の「テクニカルスタッフ検定」と、接客・折衝能力の「サービスフロント検定」、また、社内コンクールには、「技能競技大会」と「ロールプレイング大会」が用意されており、技術とサービスの両面から人材を育成します。ダイハツのサービススタッフの理想像は、技術とコミュニケーション力の両輪を兼ね備えたバランスの取れたプロフェッショナル。そのための、着実に成長できる教育システムが、ダイハツにはあるのです。